③やりたいことが見つかるまでの道のり〜反抗・冒険〜
過去の自分と繋がるー反抗・冒険ー
高校卒業の時にも
「世の中そういうもの」
をひしひしと感じることがあって、そんな世界にうんざりしていました。
それは、わたしと同じように勉強もせず遊びに明け暮れていた友達にも感じました。
「大学は行かないかなー」と言ってた子もいました。
わたしは、目的がなく、無知、情報を得ようとすらしていなかったので、周りが言っていた
「大学は遊びに行くもの」という言葉を鵜呑みにし、遊ぶためにわざわざ高いお金を払って行くの?
だったら働こう!
そう思っていました。
なんとなく感じていた世の中の学歴社会や
大手がものを言わせる縦社会
そんな世界に辟易していました。
今思えばそこに真剣に立ち向かうというより
単に逃げていた
そんな思春期だったと言えます。
SNSが発達し、そんな社会に立ち向かっている若い方がたくさんいることを、わたしはここ数年で知りました。
あ、わたしって甘ちゃんだったんだな
そう思わずにはいられません。
だからと言って
何かを始めるに遅すぎるということはない
そう思って今目的を持って生きています。
話がそれましたが、大学に進学せず就職するという選択をした数少ない卒業生でした。
そして、商業高校ならまだしも、普通高校卒の就職先が少ない現実を知り、愕然とするのでした。
とりあえずは高校の時からアルバイトをしていたレストランで働かせていただきながら、職を探すのですが、
興味があることといえば、
美容とファッション。
この業界は、学歴不問18歳以上という会社はあったんです。
でも、勇気がなかったんです。
ファッションに関しては
販売経験のある母親が、服好きな私に向かって
「給与全部服代に消えるんじゃない?_」
と言ってきて、確かにそうだよな。。。と思い
(気持ちがフラフラしていた私の本気度を試したくてあえて言ってきたのかもしれません)
エステに関しては、面接を受けて受かったものの、
主に年上のマダム(そんなイメージ)相手にすることがこの小娘にできるのか?
と恐怖でしかありませんでした。
完全にビビリでした。
何をしたらいいんだ。。。。
と途方にくれていましたが、
親元を離れて自立しなければ!
という想いだけは強かったので、
急に思い立ち、家出をします。
とりあえず、寮に住まわせてもらえるという
営業の仕事を見つけ、
親に何も告げず、家に誰もいない昼間にこっそり家を出ました。
右も左もわからない、営業って何?
そんな状態で就職した会社の、大人の世界にただただ圧倒されるばかり。
入社して間も無く、まだなんの営業成績も残せていない状態なのにバリ島旅行に招待されるというバブリーな会社でした。
ただ、その後間も無く倒産となり、私は職を失います。
仕事は「寮付き」という条件でしか探せず
怖かったけど生きるために飛び込んだのが夜の世界でした。
煌びやかな夜の世界。
美しいお姉様方。
田舎から出てきたようなおぼこい私を救ってくれたのは心優しい紳士のおじ様方でした。
ほぼ毎日通っている方達から指名していただけるようになりました。
玄人ばかりの中で、水商売っぽくない初々しさが受けたのだと思います。
ただし、テレビで見た世界のお客をとった取られた論争に巻き込まれることにはなりますが。。。
そんなことにもめげず、単純に売上という数字を伸ばす面白さにハマり淡々と仕事をしていました。
過去いじめにあったこともありますが、私ってそういう部分のメンタルは強いとこあるんだなとこの時に自分のことを少し知ることになりました。
弱いところは激弱ですけど!
仕事をしている時は楽しいのですが、それ以外の時間は何か満たされない想いを抱えていました。
いろんな出会いやきっかけにより
「本気でこの世界で仕事をしている人に失礼だな」
そう思い夜の世界を辞めることにしました。
その後、私の流れに身を任せて職を転々とすることになります。
今は、
全ての経験が今の私を作っており、全てに意味があった
繋がっているんだ
そう思っています。
次回は、人生の転機が訪れるまでの道のり、自分を出せる環境のありがたさ
について綴っていきます。
第④話はこちら↓